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元JAXA研究員開発の浄水器販売会社を設立 元九州クリーンガス社長の中村一文さん


世界最小クラスの逆浸透膜採用

元九州クリーンガス社長で朝倉市在住の中村一文さんは10月30日、ワステック㈱(東京都新宿区新宿5丁目、小口美津夫会長)が開発する家庭用浄水器「Cosmo Oasis FX」の販売権を取得し福岡市中央区天神5丁目に同製品販売の新会社を設立した。社長には中村氏が就いた。

社名は「㈱ワステック・ZERO」。資本金1000万円。場所は「須崎公園南」交差点北西側、赤い風船ビル1階。従業員は当初5人。メーカー希望小売価格は36万円。販売代理店の権利金は来年2月末までで100万円を設定し、現在九州地区のガス屋など販売代理店を募集している。2018年9月期決算では売上高1億6000万円を目指す。

ワステックの小口会長は元JAXA(宇宙航空研究開発機構)の研究員で、今回、中村社長が小口会長と旧知の仲であったことから販売権を取得。浄水方式には孔径が世界最小クラス0・1ナノメートルの逆浸透膜(RO膜)を採用し、セシウムやストロンチウムといった放射性物質も除去できるという。中村社長は「同製品は世界最高レベルの浄水能力をもつ。現在海外の大手からも引き合いが来ている」と話している。

中村社長は朝倉市出身。1954年9月16日生まれの63歳。久留米工業大学建築・設備工学科卒。趣味は読書。

2017年11月28日発行