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第三者割当増資で5億8000万円を調達 LEシステム


電解液の量産体制を強化

エネルギー関連事業などのLEシステム㈱(久留米市東合川2丁目、佐藤純一社長)は11月14日、㈱産業革新機構(東京都)と、西日本シティ銀行などが出資するQBキャピタル合同会社(福岡市)を引受人とする第三者割当増資を実施し、5億8000万円を調達した。今回の資金調達で、同社の資本金は11億4000万円となった。

LEシステムは、電池用電解液を開発、製造するベンチャー企業。調達資金は、電解液を製造するマザー工場の建設、運営に充てる。

同社は、長期の安定稼働が可能な「レドックスフロー電池」の電解液開発製造を手掛けている。電解液の主成分である「バナジウム」を独自に精製する技術を確立しており、従来よりも低価格で国内外の電池メーカーに電解液を供給できることが強み。現在、その電解液の量産体制に移行しているといい、今回の資金調達によりさらなる事業拡大を図っていく。

2017年11月28日発行