NEWS

フィンランド・ロバニエ市の観光誘致機関と覚書 日本旅行業協会九州支部


1月に共同フェア開催

(一社)日本旅行業協会九州支部(福岡市中央区天神4丁目、長岡俊和事務局長:以下、JATA九州)は10月26日、フィンエアーの協力のもとフィンランド・ロバニエ市の市役所で、同市の観光誘致機関「Visit Rovaniemi(ビジット ロバニエ)」と観光促進に関する協力覚書を締結した。JATA九州が特定の団体と観光促進に関するMOUを締結するのは13年5月に締結したタイ国旅行業協会以来の2例目で、ビジットロバニエにとっては初の事例となる。

締結のきっかけとなったのは、10月25日から5日間行われた「フィンランド・ラップランド地方の視察研修」。これは福岡空港から唯一のヨーロッパ直行便であるフィンエアーの増便と、九州における欧州行き旅行市場の拡大を目的としたもので、同研修の2つ目である26日に締結式が開催された。フィンエアーの3年目の就航が決定したことを踏まえ、九州とフィンランド間の交流がさらに盛んになることを願い、取り組みを強化していく。

式では今後の予定として、来年1月にフィンエアーとJATAアウトバンド促進協議会九州ワーキンググループ共同のトラベルフェア開催を発表した。

長岡JATA九州事務局長は「福岡とヨーロッパを直で結ぶ唯一の路線として、認知を広げていきたい。来年開催予定のフェアを筆頭に、両国間が交流を図る場をつくり、活性につなげていく」と話している。

2017年11月21日発行