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売上高は14%増の174億円、軽常は12億円 南陽中間決算


産機事業が好調で増収増益

福岡市博多区博多駅前3丁目の機械商社・㈱南陽(武内英一郎社長)の9月中間連結決算は、売上高が前期比14%増の174億6000万円、経常利益が同9・1%増の12億2500万円の増収増益となった。

営業利益は同5・5%増の11億2000万円、当期純利益は同16・7%増の8億500万円。建設機械事業では熊本地震、九州北部水害などの災害復旧工事が継続して実施されるなか、販売部門は既存取引先への深耕による営業強化と社会インフラの補修に関連する商品の販売を強化。レンタル部門では災害などで需要が高まっている地域への設備を強化した。この結果、売上高は同7・7%増の63億4600万円と伸びたが、セグメント利益は前年同期がクレーンレンタルの終了で当該資産を売却したこともあり、同14・8%減の6億3800万円となった。

一方、産業機器事業では好調が続くスマートフォン、車載用半導体、ロボット分野を中心に新商品開拓と提案営業の強化に努め、継続して新たな生産部品・消耗部品の開拓と販売強化を図った。この結果、売上高は同18・5%増の109億1000万円で、セグメント利益は同34・6%増の6億7800万円と伸びた。砕石事業では官需、民需とも全体の工事量が減少したことで、売上高は同4・9%減の2億300万円、セグメント利益は同9・9%減の1500万円だった。

通期では10月20日に業績予想を上方修正し、売上高が前年比9・9%増の350億円、経常利益が同7・9%増の22億円を見込んでいる。

2017年11月21日発行