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福岡空港ビルディング
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津上 賢治
福岡空港ビルディング㈱ 社長
国内線旅客ターミナルビル2階の「The Foodtimes」をバックに津上社長
つがみ・けんじ/八女市出身。1951年2月14日生まれの66歳。日比谷高校−一橋大学経済学部卒。73年㈱日本興業銀行入行。営業第8部長などを務め、2000年11月九州電力㈱入社。事業開発部海外事業グループ長などを経て07年執行役員福岡支店長。09年常務執行役員に昇格し、12年代表取締役副社長。14年から九州電力の子会社・九電産業㈱社長を務め、16年6月福岡空港ビルディング㈱社長に就任。趣味は小唄・清元
安全･安心･快適で地域に愛される空港目指し整備進む
機能拡充のため再整備工事が進む福岡空港。今夏から到着コンコース／北が供用開始し、出発動線と到着動線の混在が一部解消された。
一方、「ＰＯＲＴからＰＡＲＫへ」を合言葉に、商業施設は日々姿を変えつつある。今年１月には２階北側出発保安検査場近くに「Ｔｈｅ Ｆｏｏｄｔｉｍｅｓ」が誕生。限定メニューや新業態などから乗降客以外の利用者も多く、連日にぎわいを見せる。３階「ＤＥＬＩＣＩＯＵＳ ＬＡＮＥ」では個性豊かな店舗が装いを新たに続々オープン。同階には北海道から九州までラーメン店９店舗を集めた「ラーメン滑走路」が11月末オープンする。
国際線では訪日外国人の急増に対応し、ゲートラウンジ拡張やチェックインカウンター増設に着手した。前年度乗降客数は過去最高の２２３２万人で、国際線は５１８万人を記録し、今年度は６００万人に達する勢い。建設当初年間３９０万人を想定した同ビルの機能拡充を急ぐ。
国内線再整備工事は２０２０年初頭の工事完了を目指し、９月末の工事進捗率は約６割。来夏には南側の新ターミナルビルとも接続し、供用を開始する。「安全・安心・快適で、地域に愛される空港」（津上社長）に向け整備が進む。
ＤＡＴＡ
〒812-0003 福岡市博多区大字下臼井782-1 TEL 092-623-0515㈹ 創業・設立／1967（昭和42）年4月 資本金／105億1,883万円 事業内容／貸室および施設・設備の貸与業、免税店、広告宣伝業 従業員／169人（2017年3月現在） 売上高／241億6,900万円（2017年3月期）