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TheFace 2017

博多阪急(阪急阪神百貨店)


並松 誠

博多阪急 店長
(㈱阪急阪神百貨店 取締役常務執行役員)

なみまつ・まこと/兵庫県尼崎市出身。1953年3月16日生まれの64歳。関西学院大学経済学部卒。75年㈱阪急百貨店(現エイチ・ツー・オー リテイリング㈱)入社。川西阪急などの開業に携わり、千里阪急次長、2003年執行役員、09年常務執行役員を経て、10年6月㈱阪急阪神百貨店取締役常務執行役員に就任(現任)。06年4月から15年3月まで阪急うめだ本店副本店長を務め、同4月現職に。趣味はジョギングとゴルフ、詩吟。今年の博多祇園山笠で初めて集団山見せの台上がりを経験

過去最大規模の改装で“上質・高感度化”を追求

開業以来増収を続けるJR博多駅ビル内の百貨店『博多阪急』。今秋冬、婦人ファッションカテゴリーのさらなる上質・高感度化を軸に過去最大規模の改装を実施中だ。並松誠店長は「7年目を迎え、取り巻く環境の変化を踏まえてターミナル百貨店として期待される役割を見つめ直し、増加する九州一円からの広域集客やインバウンド客にも対応した」と説明する。

その第1弾として9月に3・4階を改装オープン。1階から移設しブランドを拡充した3階のジュエリー&アクセサリー売り場は「九州随一の品揃えでブライダルリングなどの提案を強化する」。4階はOLに加えて、“おしゃれ子育てママ”をターゲットに、「オフ」「オフィス」「ドレスアップ」スタイルといった装いの場面にあった洋服が選びやすいゾーンに再編。11月下旬には1・3階にインターナショナルブティック7ブランドも加わる。

4月に働き方改革の一環として営業時間短縮に踏み切る中、「3月に全面改装した2階の男性向け高感度ファッションフロアが従来売り場の1・5倍を売り上げる」など、今年度上半期は全ての月で前年売上高をクリアし好調を維持。「博多阪急の第2ステージ」と位置付ける大改装で、20年度の売上高500億円に向けて視界良好だ。

DATA
博多阪急 〒812-0012 福岡市博多区博多駅中央街1-1 TEL 092-461-1381 開業/2011年3月 事業内容/百貨店業 売上高/444億円(2017年3月期単店) 従業員/3,000人(パート等含む)
㈱阪急阪神百貨店 本店 〒530-0017 大阪市北区角田町8-7 設立/2007年10月 資本金/2億円(エイチ・ツー・オー リテイリング㈱100%出資) 店舗/阪急うめだ本店、阪神梅田本店など14店舗

http://www.hankyu-dept.co.jp/hakata/