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TheFace 2017

中小機構 九州


山地 禎比古

中小機構 九州 本部長

やまぢ・よしひこ/愛知県犬山市出身。1961年2月14日生まれの56歳。明治大学法学部卒業後、84年4月中小企業事業団(現中小企業基盤整備機構)入団、2009年7月企画部企画役、12年1月新事業支援部ハンズオン支援グループハンズオン支援課長、14年4月経営支援部経営支援企画課長、16年6月経営支援部長を務めていた。趣味は読書、街歩き

多様な経営支援策で中小企業の生産性向上を図る

創業、新事業展開、事業承継、経営環境変化への対応など、幅広い支援策を提供する中小機構九州。直近5年間、全国の中小企業数が減少し、従業員1人当たりの付加価値額が伸び悩むなど、中小企業を取り巻く環境が厳しい中、8月に赴任した山地禎比古九州本部長は「生産性向上に繋がる支援を強化したい」と意気込みを見せる。

同機構では生産性向上の施策として、主に売り上げ拡大、業務効率化への取り組みを促進している。まず、売り上げ増を目指す施策として、新連携・地域資源活用・農商工連携などによる新商品・新サービス開発、ウエブマッチングサイト「ジェグテック」による支援を推進。北九州のシステム開発会社の高精度局地的気象サービスの事業化に携わるなど実績も十分だ。一方、業務効率化に関しては、IT導入の促進や人材育成をポイントに、ハンズオン支援によるIT活用や業務改善支援、人吉、直方の中小企業大学校で研修事業などを実施している。

また、熊本地震、今年7月の九州北部豪雨の復旧、復興事業にも継続して取り組む中小機構九州。「機構や支援策の認知度向上、自治体や地域支援機関などとの連携を図ることで九州の中小企業を元気にしたい」と誓った。

DATA
〒812-0038 福岡市博多区祗園町4-2 サムティ博多祇園BLDG.2階 TEL 092-263-1500㈹   開設/2004年7月 事業内容/中小企業・小規模事業者の経営支援、地域活性化支援、国際化支援、中小企業大学校の運営、共済制度の運営 職員数/50人

http://www.smrj.go.jp/kyushu