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イフジ産業
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藤井 宗徳
イフジ産業㈱ 社長
ふじい・むねのり/福岡市東区出身。1975年6月2日生まれの42歳。99年同社に入社、07年6月取締役に昇格し、08年3月常務。09年11月専務昇格と同時に子会社の日本化工食品㈱社長に就任。14年6月から現職。趣味は旅行
東証一部上場、三大改革で新たなビジネスモデル構築
３月２日付で、東証一部に上場した独立系トップの液卵メーカー・イフジ産業㈱。前期決算は３期連続増益で、販売数量は５期連続で前年度を超え、４期連続で過去最高を更新した。新機軸の「中品種中量生産」を進め、その中核を担う関東工場は増設を完了し２月から本格稼働した。また、全国４工場には合わせて７台の最新割卵機を導入。一連の設備増強を終え、今期からは製菓・製パン中心の「少品種大量生産」に「中品種中量生産」を加えた展開が本格化する。
今期第１四半期の販売数量は前期比５・３％増と好調を持続。今期の販売数量は年間５万ｔに達する見込みで、６万ｔに照準を定める。「特に今年に入り、人手不足を背景にストアベーカリー向けの受注が伸びている。液卵本来の使い勝手の良さが注目されているようだ」と藤井社長。設備増強が効果を発揮し、さらに関東工場にミニパック専用ラインの増設を計画している。一方、仕入れ面では農家との委託契約で、原料卵の安定調達に道を拓いた。さらに割合を増やしていく。14年の社長就任から仕入れ・販売・生産の三大改革を進めてきた。創業からの経営基盤を受け継ぐ一方で、時代の変化に応じた新たなビジネスモデルを構築し、新本社工場の建設に向け動き出す。
DATA
〒811-2318 粕屋郡粕屋町戸原東2-1-29 TEL 092-938-4561 設立／1972(昭和47)年10月 資本金／4億5,585万円 事業内容／液卵・冷凍卵の製造・販売、粉体調味料の製造・販売、太陽光発電事業 従業員／104人（17年3月末現在） 売上高／142億4,800万円(17年3月期連結) 拠点／関東工場（茨城県水戸市）、名古屋工場（愛知県安城市）、関西工場（京都府井手町）、福岡工場（本社） 関連会社／日本化工食品㈱、一房総味㈱