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久留米の偉人「牛島謹爾」伝記漫画を発売 久留米大学文学部情報社会学科


学生が企画・編集

久留米大学(久留米市旭町、永田見生理事長・学長)文学部情報社会学科で活字メディア実習演習を学ぶ学生は12月1日、久留米の偉人・牛島謹爾(うしじま・きんじ)を紹介する漫画を発売する。

タイトルは「マンガ 牛島謹爾〜ポテトキングと呼ばれた男」。牛島氏(1864‐1926)は渡米後、土地を開拓し、カリフォルニア州におけるポテト生産量の8割を占める偉業を成し遂げた人物。幼少期の挫折からビジネスの成功、戦禍における苦難など軌跡を35ページにわたり紹介する。1冊648円(税別)で書店のほかアマゾンなどのネットでも販売する。マンガ仕立てとすることで分かりやすく、認知度を高めるのが狙い。

講師を務める出版社㈱梓書院(福岡市博多区千代3丁目、田村志朗社長)の指導の下、3年生4人が企画からシナリオ編集、広報活動、販売戦略まで取り組んでいる。また、今後は同演習を履修する2年生も販売に携わり、計1200冊の販売を目指す。編集メンバーの菰田紘平さんは「幼い頃に読んでいた伝記漫画の制作に、携わることができたのは感慨深い」と話し、田村社長は「情報を自ら集めて加工し、発信する力は社会に出るとますます必要とされる。しっかり身に付けてほしい」と話している。

2017年11月14日発行