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地場管理会社4社と賃貸事業者が管理商品を開発  ルーム、入江不動産など


引っ越し資金分割など

不動産物件の管理、賃貸を手がける㈱ルーム・プロパティマネジメント(福岡市)など管理会社4社は11月8日、賃貸住宅の開発、管理業のパースペクティブ・アール・イー合同会社(糟屋郡志免町南里7丁目、野中周二代表)と共同で賃貸物件の管理商品を共同開発した。

ルーム・プロパティマネジメント、㈱レントハウス(同市、末森伸祐社長)、㈱トーマスリビング(同市、長谷裕光社長)、入江不動産㈱(糟屋郡宇美町、山崎久巳社長)の管理会社4社が、現在9棟の賃貸マンション、アパートを収益物件として所有するパースペクティブ・アール・イーの物件向けに開発したもの。複数の地場管理会社が1社のために共同管理商品を開発するのは初の取り組み。管理内容は敷金や礼金、引っ越し代など入居時に発生する費用を分割、残価設定、3カ月後の後払いにできるサービス。初期費用の負担を軽くすることで、入居を促す。同日開かれた説明会で野中代表は「入居者の初期費用にかかる心理的ハードルを下げる効果がある。今回ご尽力いただいた4社が共同で導入事例をつくり、新たな商品を開発できることに心から感謝している」と話している。

同社の資本金は300万円。従業員数は1人。これまでに中古物件を2棟、新築物件9件を取得し、1棟は売却済。関連会社はパースペクティブ・アジリティ合同会社。野中代表は1974年4月16日生まれの43歳。篠栗中学校卒。趣味はラジコン、アップル製品の収集。

2017年11月14日発行