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北九州ワイン特区初の生産事業者に協調融資 西日本シティ銀行


日本政策金融公庫と

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷川浩道頭取)は10月27日、北九州市若松区で農業を営む藤田久さんと藤田佳三さんが開始するワイン生産事業に対して、日本政策金融公庫と協調融資すると発表した。

今回の融資額は1160万円。両氏は、北九州市が国から認められた国家戦略特区「汐風香る魅惑のワイン特区」を活用して、自ら栽培したぶどう(メルロー種)を原料としたワイン生産を計画。同ワイン特区でのワイン生産は、両氏が初めてで、来年1月頃から仕込みを開始し、7月〜8月にかけて製品化したものを、市内の酒販店などで販売する予定。同行では「今後も地域金融機関として地域の活性化に努め、地方創生に取り組んでいく」と話している。

北九州市の「汐風香る魅惑のワイン特区」は、酒税法の最低製造数量に係る基準を緩和する特例を活用して、少量の製造でも果実酒の製造免許を受けられるようにすることで、農業の6次産業化や同市の特産物であるブドウを原料とした果実酒の地域ブランド創出による観光振興などを促進する。

2017年11月14日発行