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立地件数は8件増の44件、面積は約3倍の78ha 17年上期九州工場立地動向


投資額は653億円

2017年上期(1月〜6月)の九州の工場立地件数は前期比8件増の44件で、立地面積は前年同期比2・92倍の大幅増の78・8haだった。

規模別では1000㎡〜3000㎡未満と5000㎡〜1万㎡未満が25%ずつで半分を占め、次いで3000㎡〜5000㎡未満と1万㎡〜3万㎡が18・2%ずつだった。10万㎡以上の大規模立地は2件だった。新設立地は同10件増の37件で、増設は同2件減の7件。用地取得費を含む設備投資総額(有効回答36件)は同2・86倍の大幅増で653億円、平均投資額は同2・62倍の18・1億円だった。また、予定従業員数は同2・58倍の2006人、平均従業員数は同64・7%増の56人。100人以上の立地は同3件増の5件だった。

また県別では、福岡が前年同期を3件上回る15件でトップ。 次いで熊本(前年同期5件増)と宮崎(前年同期2件増)が8件ずつで続き、長崎が(同1件増)5件、佐賀が(同増減なし)と鹿児島(同1件減)が3件ずつ、大分(同2件減)が2件だった。同調査は研究所を含む工場を建設する目的で、借地を含む1000㎡以上の用地を取得した企業を対象とし、15年からは電気業のうち太陽光発電施設を対象から外して速報値としてまとめたもの。

2017年11月14日発行