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カップ用の手提げ袋を開発  モロフジ    年間で100万枚の販売目指す


 包装資材メーカーの株式会社モロフジ(筑紫野市武蔵3丁目、諸藤雅人社長)はこのほど、袋の内部にカップを固定するホルダーを取り付けた手提げ袋を開発し、販売を開始した。
 コンビニなどで持ち帰りコーヒーの需要が高まっていることから開発したもの。従来の持ち帰り用袋は、カップホルダーとなる紙製の台紙を組み立てて袋に入れる手間がかかっていたが、同社の新商品は手提げ袋とカップホルダーを一体化し、袋を開けるだけでカップをセットできる点が特徴。また、カップホルダーを従来の紙製からビニール製にしたことでコスト削減を図った。主にコンビニエンスストアを対象とした業者向けに、年間100万枚、1億円の売り上げを目指す。
 商品名は「キャッチバッグ」で、素材は透明なポリエチレン。1袋にカップを2個入れることができ、価格は1枚14円前後。現在、国際特許を出願中だという。同社では「コンビニなどの店頭で作業効率化につながれば」と話している。
 同社は1989年2月設立。資本金1000万円。福岡、東京、大阪のほか、ベトナムのホーチミン市内に海外拠点を置く。