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今年度中にレベルファイブスタジアム改修に着手 福岡市
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19年ラグビーW杯に向けて
福岡市(高島宗一郎市長)は今年度中に、東平尾公園博多の森球技場(レベルファイブスタジアム、同市博多区東平尾公園2丁目)の改修に着手する。
2019年秋のラグビーワールドカップ会場の一つに選定されており、開催に向けたリニューアル。通常はプロサッカークラブ・アビスパ福岡の本拠地として使用されていることから、今シーズン終了後から改修に着手する。内容は、昨年のラグビーW杯組織委員会の視察を受け、指摘や要求された点をもとに検討。まず、今年度内に現在ベンチ状の観客席を個別の座席とするほか、スーパースローカメラでの撮影に対応できるよう、照明を入れ替えて照度を向上させる。また、現在はフルカラーの大型ビジョンと、得点や選手名を表示する電光掲示板を併用しているが、電光掲示板をフルカラーのビジョンに入れ替え、シーンのプレビューや演出面での自由度を高める。運営部分では、来年度以降にVIPルームの改良や、ドーピング検査が可能なドーピングコントロールルームの設置、ラグビーW杯に対応する高さ17メートルのゴールポスト設置などを予定している。今年度予算案では、会場施設の改修やキャンプ招致活動等を含むラグビーワールドカップ開催等準備に約5億2276万円を計上している。
市民局スポーツ推進部では「ラグビーW杯の開催に向けた改修でありながら、その他の大会やサッカーの試合でも、より楽しんでいただける会場になる。W杯を成功させるとともに、サッカー、ラグビー等での観客環境の整備や、さらなる大会の招致にもつなげていきたい」と話している。
スタジアムは95年7月開場で、ユニバーシアード福岡大会のサッカー会場として建設されたもの。収容人数は約2万2000人。
2017年10月31日発行