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今年度中に青果市場跡地の事業公募開始 福岡市


12月にも活用方針案

福岡市は、同市博多区那珂6丁目の青果市場跡地について、9月までに跡地活用の指針となるまちづくり構想を取りまとめ、今年度中に事業者公募を開始する。

現在、跡地利用の活用に向け、敷地全体を一体的に事業化できるよう一括で売却できる方法を検討しているほか、増加傾向にある周辺人口や跡地活用のコンセプトなどを踏まえ、一般的な住宅以外の土地利用を図る。また、事業者の選定では、構想を踏まえた提案を求め、計画内容と土地価格を総合的に評価できる手法を検討していきたいとしている。12月にも活用方針案を取りまとめ、年度内に公募を始める

青果市場跡地の総面積は約8万8316㎡。JR鹿児島本線竹下駅から約800メートル、福岡空港国際線ターミナルから直線で約2キロ、東側は筑紫通りに面し、福岡都市高速や国道3号にも近いなど交通利便性に優れ、周辺地域は福岡市内でも子育て世帯を中心に人口の伸び率が高い地域。一方、住宅やマンション、事業所が混在していることや、緑の環境に乏しいことなどから、新たなまちづくりが期待されてきた。市は、昨年度から跡地活用の検討について、農林水産局から住宅都市局に移管し、動きを本格化させてきた。

2017年10月31日発行