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上期売上高は1・2%増の259億8700万円 博多大丸


高級品好調・インバウンド復調などで

㈱博多大丸(福岡市中央区天神1丁目、柚木和代社長)の上期(3〜8月)決算は、売上高が前年同期比1・2%増の259億8700万円、営業利益は15・1%増の8億500万円、経常利益に特別損益を加減した税引前純利益は10・2%増の7億1600万円で増収増益だった。

当期は、主な客層であるボリューム層の不調は継続しているが、ラグジュアリーブランドや時計・宝飾が好調で、昨年は低調だったインバウンド売り上げが持ち直して売上高は前年をクリアした。利益面では販管費の削減で増益に転じた。柚木社長は「これまで力を入れてきた、早期の計画立案や先を見据えた営業政策など、いろいろな取り組みの成果が少しずつ具現化してきた」と評価、一方でボリューム層への対応については「お客様も高齢化してきている。新規獲得の意味で30〜40代の女性へのアプローチを強化したい」と話している。

2017年10月24日発行