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関西電力と提携協議を本格化  otta


18年度をめどに実証実験

位置情報サービスの企画・開発業の㈱otta(福岡市中央区天神3丁目、山本文和社長)は9月26日、関西電力(大阪市北区中之島3丁目、岩根茂樹社長)との提携協議を本格化すると発表した。

見守りサービス「otta」の全国展開の足掛かりとして進めているもの。同サービスはビーコン(※)を活用した専用端末から発する電波を、専用アプリがインストールされたスマートフォンがキャッチすることで専用端末を身に付けた子供の位置場所が特定できるもので、関西電力グループが保有する変電所や電柱などの設備を基地局の設置場所として活用する。サービス名は「かんでん見守り隊 OTTADE!」。今後は具体的なサービス内容などについて協議を実施し、2018年度をめどに、登下校中の児童を対象としたサービスの実証試験を開始する。山本社長は「今後の試験結果を踏まえて、高齢者の見守りサービスとしての応用も検討していきたい」と話している。

※低消費電力の近距離無線技術「Bluetooth Low Energy」を利用した位置特定技術のこと。

2017年10月11日発行