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シンガポールの政府機関組織と覚書 福岡市


創業支援体制を強化

福岡市は9月28日、シンガポール・ワンノース地区jtcローンチパッド内のACE(アクション コミュニティ フォーアントレプレナーシップ)インターナショナルセンターで、シンガポールのスタートアップ機関・AEC(チェアマン代表)とMOU(覚書)を締結、両国間の創業支援体制を強化することを発表した。同市のスタートアップに関するMOU締結は8例目、民間施設との連携を含めると10例目。

ACEはシンガポール政府機関が管轄する組織で、ビジネスマッチングやインキュベーション施設の運営などを行う。昨年開設したスタートアップの拠点「jtcローンチパッド」は同組織が整備したもので、今後、福岡発の企業が利用しやすい制度も整えていく考え。そのほか福岡発の企業が受けられるサービスには、現地の情報収集や創業に関する相談、現地のサービス利用などがあり、民間企業以外にも金融機関、教育機関、業界団体を対象としたビジネスマッチングも活発化していく。

高島宗一郎市長は「この締結をきっかけに、シンガポールと福岡市のスタートアップシーンをさらに盛り上げていきたい」と話している。

2017年10月11日発行