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六本松4丁目の商業施設で1年半ぶりの開館 福岡市科学館


九州最大級のドームシアター

福岡市中央区舞鶴2丁目から同六本松4丁目に移転し建設中だった福岡市科学館(旧福岡市少年科学文化会館:伊藤久徳館長)が10月1日、1年半ぶりに開館した。

九州旅客鉄道(福岡市博多区博多駅前3丁目、 青柳俊彦社長)が手掛けた商業施設「六本松421」の3〜6階に入る(3階の一部には九州大学法科学院が入居)。延べ床面積は約1万150㎡。3階が企画展示室、4階が実験室や交流室、5階が常設の基本展示室で、6階には九州最大級(ドーム径25m)のドームシアター、音響や巨大スクリーン、300席分のシートを設置したサイエンスホールが設備されている。

開館に先駆け30日に実施された開会記念式典には、市議会議員や行政関係者、出店企業関係者など地元経済界の約300人が出席し、高島宗一郎市長が式辞、川上晋平福岡市議会長、若山正人九州大学副学長らが祝辞を述べた。名誉館長に就任した若田光一宇宙飛行士は「思い出の詰まった学びの地で、最先端の科学館に任命していただき光栄。宇宙の不思議や可能性を子どもたちにもたくさん学んでほしい」とあいさつした。

2017年10月11日発行