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粕屋郡久山町の福岡支店物流倉庫を増床へ ランテック


延べ床約3万2642㎡に

定温物流や冷凍、冷蔵の食品輸送を手掛ける㈱ランテック(福岡市博多区古門戸町、山中一裕社長)は来年3月完成予定で、粕屋郡久山町の福岡支店を増床する。

場所は、筑紫野古賀線小浦台交差点西側。同拠点は同社の冷凍、冷蔵物流において県内最大級の広さの倉庫をそろえる。物流依頼が増加し手狭になったことを受け今年4月から増床工事に着手した。2階建ての福岡支店は現在延べ床2万614㎡で、工事完了後約1・6倍の3万2642㎡まで拡張。主に倉庫面積が広くなることで対応量が増加するという。

北九州市門司区に支店を新築移転

また、同社は北九州市門司区新門司北2丁目の物流施設「門司支店」を同区新門司北3丁目に新築移転する。早ければ年内着工予定で、完成は2019年3月予定。

場所は新門司北交差点南側。敷地面積は前拠点の約2倍の2万324㎡。建築面積7634㎡。2階建てで延べ床面積1万3623㎡。同社は今期から5カ年の経営計画をスタートしており、5年後までに1000億円の売り上げを目標としている。今回の福岡支店増床と門司支店はその一環で、このほか、広島県(東広島市河内町入野字鶴ノ巣、来年2月完成)、大阪府(大阪市住之江区南港東8丁目、来年3月末完成)、兵庫県(西宮市山口町阪神流通センター内、19年3月完成予定)埼玉県(埼玉県加須市中ノ目、来年8月完成)で新築の物流拠点を建設しており、今後も国内拠点を増やす方針。同社は「年々物流量が増えており、ドライバーの増員が喫緊の課題」と話している。

同社は1953年7月設立。資本金5億1980万円。売上高465億円(2017年3月期)。従業員約2500人。東京、仙台、大阪など国内33カ所に事業所を構えている。

2017年10月11日発行