NEWS

「ETロボコン」の地区大会で特別賞 九州職業能力開発大学校


技術力で評価

ものづくり産業に特化した教育プログラムを実施する九州職業能力開発大学校(北九州市小倉南区志井、岡田龍雄校長)は9月24日、組み込みシステムの技術力を競う「ETロボコン2017」の地区大会に出場し、特別賞を獲得した。

同大会は、世界で活躍するエンジニアの育成を目指し、若手・初級の技術者に技術力向上の機会を創出する目的で、(一社)組込みシステム技術協会が主催するもの。参加資格は高校生以上。エンジニアや大学生、高専生、専門学生を対象に、全国12カ所で地区大会を実施し、上位入賞者が全国大会へ出場する。

同大学校は、「九州北地区大会」に出場し、「IPA賞」(同大会を後援する情報処理推進機構の略称)を獲得した。事前に用意された走行ロボットを使って、指定されたコースや課題を正確にクリアできるかが試される競技で、同大学校は、開発したソフトウェアにおいて工夫点と技術力が評価され、今回の受賞に至った。同大学校では「上位入賞ではないので全国大会出場には至らなかったが、今後もさまざまな大会に出場して学生の技術力向上につなげたい」と話している。

2017年10月3日発行