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中小企業支援の相互連携に関する覚書を締結 県弁護士会と県信用保証協会


九州初の取り組み

福岡県弁護士会(福岡市中央区城内、作間功会長)と福岡県信用保証協会(福同博多区博多駅南2丁目、山﨑建典会長)は9月25日、中小企業支援の相互連携に関する覚書を締結した。

全国の弁護士会に先駆け中小企業支援のために各機関・団体と積極的に連携してきた県弁護士会と、「信用保証人」となり中小企業の創業や事業再生の支援、事業拡大などに関わる県保証協会が連携することで、互いの強みを生かし中小企業への法的支援を強化する。弁護士会と保証協会が一定の目的を設定して連携覚書を締結するのは、東京、新潟に次ぐ全国3例目で、九州では初。今後は、県保証協会が年間8000社弱に実施する企業訪問などで汲み上げた問題において県弁護士会が法的な相談へ対応するほか、両者で中小企業への情報提供、セミナーの共催などを強化する。

県弁護士会は、2010年4月に中小企業法律支援センターを開設するなど全国の弁護士会に先駆けて中小企業支援に取り組む。また、県保証協会の利用企業者数は6万1045社、保証債務残高は8391億円(2017年3月時点)。

2017年10月3日発行