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児童養護施設の高3向け生活支援プロジェクト 国際教育支援機構スマイリーフラワーズ


海外留学支援事業や施設児童自立支援事業のNPO法人国際教育支援機構スマイリーフラワーズ(福岡市中央区大名2丁目、窪田広信代表)は、11月から児童養護施設の高校3年生に向けた生活支援プログラム「ワンステップセミナー」を開始する。

同法人では、NPO法人ブリッジフォースマイル(東京都千代田区大手町2丁目、林恵子理事長)が展開する、児童養護施設から大学や専門学校への進学を希望する児童向け奨学金支援プログラム「カナエール」に福岡事務局として2014年から参画。今年度プログラム終了を受け、ブリッジフォースマイルが同じく展開する生活支援プログラムの内容を購入し、福岡で新たに「ワンステップセミナー」の名称で支援プロジェクトを立ち上げたもの。同プログラムは現在、東京、神奈川、埼玉、千葉、佐賀にあり、直営以外で発足するのは今回が初。

同セミナーは、8月〜3月の期間でコミュニケーションスキルや一人暮らしに関する情報、自立に向けたお金の管理などをテーマに計6回開催。参加するごとに5000円分のポイントが進呈され、セミナー終了後には新生活に必要なスーツや家電などの生活用品と交換できる仕組み。終了後2年間は必要に応じて「見守り」を支援する。また、社会人ボランティアがプログラムに参加し、サポーターとして相談対応や助言をするのも特徴。初年度となる今期は開催日を3日に設定し、11月25日、1月13日、2月10日の日程で開催する予定。窪田代表は「最終的に、児童養護施設に在園する子どもたちの就労支援を手掛けていきたい。今回のプロジェクトでしっかりと施設や子どもたちとの関わりを築いていけたら」と話している。

2017年10月3日発行