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店舗再編第1弾として3・4階の婦人フロア改装 博多阪急


4階はシーン別に売り場を編集

㈱阪急阪神百貨店が運営するJR博多シティ内の百貨店、博多阪急(福岡市博多区博多駅中央街、並松誠取締役常務執行役員店長)は9月20日、2011年の開業以来最大規模の店舗再編の第1弾として、3・4階の婦人ファッションフロアを改装オープンした。

同店では地下鉄七隈線が博多駅に延伸予定の2020年度に売上高500億円達成を目指しており、開業から7年目を迎え、取り巻く環境の変化を踏まえて、新たな第2ステージと位置付け、今秋冬、約19億5000万円を投じて婦人ファッションカテゴリーのさらなる高感度化や上質化を軸に大改装するもの。第一弾では3階中央に1階からアクセサリー売り場を移設し、ブランドを拡充し、総勢16ブランドが集結した「ジュエリー&アクセサリーワールド」を新設。4階は20〜40代のOLに加え、“おしゃれ子育てママ”をターゲットに、従来の「タウンスタイル」に加えて「オフスタイル」「オフィススタイル」「ドレスアップスタイル」の3つのシーン別のワールドに編集し、装いの場面にあった洋服が選びやすい売り場にした。オフスタイルワールドには「サニー&ボーダー」、婦人靴売り場には「シュシュレーヌ」といった自主編集売り場も設けた。

11月下旬には1・3階にインターナショナルブティック7ブランドをオープン。3階にはジュエリーや時計を中心としたカルティエ、ティファニー、ブルガリ、ロレックスの4ブランド、1階にはバッグや革小物中心のサンローラン、フェンテディ、プラダの3ブランドが入居する。並松店長は「開業7年目を迎え、増加する九州一円からの広域集客やインバウンド客にも対応した売り場に再編した」と話している。

同店では昨年3月にM3階を「ウォッチワールド」に、今年3月に2階を「メンズクリエーターズワールド」に改装するなど毎シーズン売り場を手直しし、開業以来連続して増収を達成。16年度の売上高は開業年に比べ約2割増の444億円に達している。

2017年10月3日発行