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ベトナムに雨水貯水地下タンク建設 大建


国連ハビタットのパイロット事業

総合建設コンサルタントの㈱大建(福岡市早良区南庄2丁目、松尾憲親社長)は11月中旬、国連ハビタットのパイロット事業でベトナム・カントー市に雨水貯水地下タンクを建設する。

同社と九州大学が産学連携で開発した雨水貯水地下タンク「ためとっと」を1基建設する。天候により日程を調整しながら工事を開始する方針で、工期は3日から1週間を予定している。建築面積は約70㎡で、貯水量は100トン。総工費は100万円程度。同社からは施工管理担当者3人を派遣し、現地の建設業者と共同で工事に取り掛かる。同社は海外ではこれまでに、ラオスに合計3基を建設した実績があるが、ベトナムでの建設は初めて。

同社は「低コストで材料もほとんど現地調達できる仕組みを採用しており、ベトナムでも認知度を高めていきたい。砕石層に貯水するためバクテリアの影響で水質を飲料水並みに保つことができるので、水害や水質汚染対策に役立てたい」と話している。

同社は1974年3月設立。資本金1000万円。従業員数37人。

2017年9月26日発行