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福岡ひびき信金と連携し農業融資支援 日本公庫福岡支店


CDS契約は県内5機関目

日本政策金融公庫福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、勝又政司支店長:以下、日本公庫)は、9月13日付で福岡ひびき信用金庫(北九州市八幡東区尾倉2丁目、野村廣美理事長)とCDS(クレジット・デフォルト・スワップの略)に関する基本契約を締結した。

CDSとは一種の保証契約で、債券など各種信用リスクに対して保険の役割を果たすデリバティブ契約。日本公庫農林水産事業では、民間金融機関による農業分野への融資参入を支援するための信用補完スキームとしてCDS事業を展開しており、県内の民間金融機関と契約するのは筑邦銀行、筑後信用金庫、西日本シティ銀行、遠賀信用金庫に次いで5機関目。福岡ひびき信用金庫はCDSに関する一定割合の補償手数料を日本公庫に支払うことで信用リスクのみを移転。日本公庫が信用補完することで、農業者は無担保・無保証の融資が可能となる。

福岡ひびき信用金庫は今後、取引先中小企業の農業分野参入に対する融資事業を拡充することができ、日本公庫福岡支店では融資支援が強化されることから今回の締結となった。同支店農林水産事業では「今後も農業における情報共有などの連携を深めながら、本業務などを通じて農業者の皆さまへの資金供給網の充実に努めていきたい」と話している。

2017年9月26日発行