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プリペイドカードを導入 トライアルHD


9月1日付

SCトライアルを経営する㈱トライアルホールディングス(福岡市東区多の津1丁目、亀田晃一社長)は9月1日、店舗でのプリペイドカード導入を開始した。

店舗運営自動化の第1弾として開始したもの。昨年から藤沢羽鳥店(神奈川県)と佐世保大和店(長崎県)で試験的に導入しており、一定の効果が得られたことから本格的な導入に踏み切った。9月1日時点では、九州7県と山口県の一部合計74店舗での導入が完了しており、順次全店舗に普及させる。同カードは店内のサービスカウンターや精算時のレジで現金をチャージする仕組みで、1000円単位で最大10万円(一度に4万9000円)まで入金できる。さらに同社は現在社屋を改装しており、今後は社内に開発用の実験店舗を設置することで、店舗の自動精算など新サービスの準備を進めていく予定。同社では「プリペイドカード導入はレジ前の混雑解消などが期待できるが、それ以上にIT企業発祥という当社の特色を生かした店舗スタイルの第1歩だと捉えている」と話している。

2017年9月20日発行