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売上高、経常益ともに中間期で過去最高 コーセーアールイー中間決算


分譲、投資型の販売好調で

東証2部上場でマンション開発、販売の㈱コーセーアールイー(福岡市中央区赤坂1丁目、諸藤敏一社長)の7月中間連結決算は、売上高が前年同期比約2・1倍の83億3267万円、経常利益が5・4倍の14億199万円の増収増益で、中間決算としては売り上げ、経常利益ともに過去最高だった。

福岡市で完成した2棟41戸ほか、前期繰越在庫と中古物件含め前期比49戸増の82戸を引き渡すなど好調な分譲マンションと、中古を含めて前期比176戸増の361戸を販売した投資型マンション事業の引き渡しが集中し、増収に。売り上げ増に伴い経常利益も増えた。

事業別に見ると、ファミリーマンション販売事業は、売上高が約2・8倍の28億7121万円、部門営業利益は4億9713万円(前期は3684万円の損失)だった。資産運用型マンション販売事業は、売上高が95・2%増の51億6289万円、部門営業利益が2・6倍の9億7122万円。不動産賃貸管理事業は、資産運用型の新規物件完成に伴い、管理戸数が前年同期661戸増の2886戸になり、売上高が24・9%増の1億9599万円、部門営業利益は11・2%増の6903万円。ビルメンテナンス事業は、売上高が8%増の7848万円、部門営業利益は47%増の925万円。不動産売買の仲介業などその他の事業は、売上高が7・5%減の2409万円、部門営業利益が37・1%減の1324万円だった。

通期連結見込みを売上高、経常益ともに上方修正

また同社は9月8日、2018年1月期連結決算の見込みを上方修正した。

投資型マンションの追加仕入れ物件の販売、および中古物件の仕入れ、販売強化に伴う期中の引き渡し戸数の増加により売上高、経常利益を上方修正した。当初予想と比べ、売上高を12億200万円上方修正し、130億2700万円で前期比27・2%増、経常利益を3億800万円上方修正し、16億6000万円で前期比51・7%増の増収増益を予想。営業利益は2億6400万円上方修正し、16億9400万円の前期比53・4%増、当期純利益は2億200万円上方修正し、10億1500万円の49・9%増を見込んでいる。

2017年9月20発行