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FinTecベンチャーを子会社化  ふくおかFG    7月、10月にサービス発表


 株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、柴戸隆成社長)は4月26日、ITを活用して金融サービスを開発するiBankマーケティング株式会社(同区西中洲、永吉健一社長)を子会社化した。
 同社が4月1日付で設立したベンチャー企業に投資する専門の子会社株式会社ふくおかテクノロジーパートナーズ(同、河崎幸徳社長)を通じて、iBank社が実施する第三者割当増資を引き受けたもの。今後は、テクノロジーを駆使した金融サービス「FinTec(フィンテック)」のサービス開発に力を注ぐ予定で、7月をめどに資産管理アプリ「Wallet+」、10月をめどに決済カード「Debit+」を発表する。同社では「業界の垣根を超えた異業種とのアライアンスや既存の銀行の枠組みにとらわれない取り組みを加速させていきたい」と話している。
 iBank社は2016年4月設立。資本金は8000万円。
 ふくおかテクノロジーパートナーズは2016年4月設立。資本金は10億円。ふくおかFGの100%出資子会社。九州に拠点を置くベンチャー企業を対象に資金提供だけでなく、M&Aや海外ビジネス支援、ビジネスマッチングなども実施している。