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職場のトイレ混雑を緩和するソリューション FQSS


10月から販売開始

システム開発の㈱富士通九州システムズ(福岡市博多区東比恵1丁目、松井和男社長)の一〇〇%子会社で、システム企画、コンサルの㈱富士通九州システムサービス(FQSS・同所、同社長)は10月から、職場でのトイレの混雑を緩和するソリューションを販売する。

商品名は「Internet of toiletⓇ」。同社によれば、ホワイトカラーの職場では特に、一定の時間帯にトイレ利用が集中するため、従業員は空きトイレを探す必要が生じるほか、トイレ内で急病を発症した際に密室であるために発見が遅れることもあるという。今回の商品は、専用装置から自席のパソコンやスマートフォンにトイレの空き状況を伝えるほか、廊下の表示灯でも知らせることができる。また、トイレ個室に設置された緊急通報ボタンを押すことでパトランプが点灯して異常を通知する。

装置から送られるデータはビッグデータとして蓄積され、利用状況が可視化されることでデータ分析にも役立つという。

同商品は、昨年5月からの同社本社オフィスでの実証実験と、NPO法人日本トイレ研究所のアドバイスのもと製品化された。

2017年9月5日発行