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売上高は3%減の201億1000万円  ヤマウ    今期は増収増益見込む


 コンクリート製品製造、販売業の株式会社ヤマウ(福岡市早良区東入部5丁目、中村健一郎社長)の16年3月期連結決算は、売上高が前期比3・0%減の201億1000万円、経常利益が同36・0%減の5億6700万円で2期連続の減収減益となった。
 公共工事の減少に加え、防災・減災対策や老朽化対策などへ予算配分が変化したことで、主力の土木製品群を中心としたコンクリート製品の販売が落ち込み2期連続の減収。利益面ではコンクリート部材をあらかじめ工場で生産し現地で組み立てるプレキャスト製品化の推進で製造部門における生産性向上やコスト削減強化に努めたが、営業利益は45・1%減の4億3800万円、純利益は53・9%減の2億7400万円でともに大幅減益となった。
 今季は売上高が6・9%増の215億円、経常利益が0・4%増の5億7000万円の増収増益を見込んでいる。
 同社では「競合他社との差別化、並びに新たな需要の掘り起こしを図るべく、市場ニーズを収集し、技術・提案力の強化に取り組む。また、生産性・採算性の向上による収益力アップ、製品供給体制の強化やグループ会社内の情報共有化などによる営業力強化で利益確保に努めたい」としている。