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中間期は電力会社向け売り上げが低調で減収減益 正興電機製作所


通期は増収増益見込み

電力会社や官公庁向け情報制御システム製作・販売の㈱正興電機製作所(福岡市博多区東光2丁目、福重康行社長)の2017年6月中間連結決算は、売上高が前年同期比4・6%減の93億7700万円、経常利益は同13・6%減の4億2600万円で減収減益となった。

電力会社向けの売り上げが低調だったことに加えて、売り上げの割合が例年に比べて第4四半期に集中していることが要因。セグメント別に見ると、電力部門は電力会社の設備投資抑制や配電機器製品の落ち込みによって、売上高は前年同期年比25・9%減の20億7500万円、セグメント利益は同76・8%減の5億2800万円。環境エネルギー部門は道路向け受配電設備や水処理場向け監視制御システムが堅調に推移したことに加え、一般産業向け受配電システムの増加により売上高が同7・2%増の55億9900万円、セグメント利益は約2倍の2億9500万円。情報部門は金融関連などシステム開発分野が落ち込み、売上高は同17・7%減の4億5500万円、セグメント利益は同11・1%減の2300万円。その他の部門では電子制御機器や液晶複合膜フィルム関連が低調で、売上高は同0・3%減の12億4600万円、セグメント利益は同64・9%減の3800万円となった。

通期は売上高が前年同期比12・8%増の225億円、経常利益は同27・6%増の11億円の増収増益を見込んでいる。

2017年8月29日発行