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大橋西鉄名店街のリニューアルに着手 西日本鉄道


19年春に全面リニューアル

西日本鉄道㈱(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)は7月から西鉄天神大牟田線・大橋駅内の商業施設「大橋西鉄名店街」のリニューアルに着手した。投資額は約33億円。

開業から38年で初の大規模リニューアルで、改装前の40店舗のうち半数以上を新規店舗に入れ替え、業種や階層を再編成する。利用率の高い既存のスーパー「にしてつストア」やドラッグストア、百円ショップは面積、品揃えを拡大し、生活雑貨や食物販テナントの新規導入、書店や文具店、ベーカリー、カフェ、ファストフード、サービスなど幅広い年齢層の利用を見込んだ店舗の拡充に取り組む。また、設備面ではエレベーターやトイレを改修しバリアフリー機能を高めるほか、休憩スペースや屋内バス待合所を整備する。スーパー等の一部店舗は営業しながら段階的に改装を実施し、19年春にグランドオープンする予定。屋内バス待合所は18年度に利用を開始する。

同社では「地域に根ざした商業施設として魅力向上を目指す。8月26日からは特急停車駅となるため、アクセス面の利便性と合わせてさらなる街のにぎわいに寄与したい」と話している。

西鉄大橋駅の乗降人員は1日平均3万5680人(16年度実績)。大橋西鉄名店街は1978年3月3日開業。

2017年8月22日発行