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来秋、ネパールに2棟目の校舎建設 筑紫女学園大学


復興支援の一環で

筑紫女学園大学(太宰府市石坂2丁目、中川正法学長)は、来秋完成を目指し、ネパールに新校舎を建設する。着工は来春予定。

2015年4月25日のネパール地震発生後立ち上げた「筑紫女学園大学ネパール大地震復興教育支援プロジェクト」の一環。同プロジェクトでは、支援金、文房具の提供を募り、現地の子どもたちに文房具の手渡しや、地震により被災し倒壊した学校の校舎再建築活動に取り組んでおり、今年2月には1棟目の校舎を完成させている。来春着工を計画しているのは、ラムサハ中学校(ゴルカ郡デウラリ村)の平屋建て校舎で生徒数は約300人規模。8月18日〜30日、プロジェクトに参加する同大学の生徒約10人が現地を訪れ、建設地調査や文房具提供など支援活動を実施する。

同大学では25年前からインド・ネパール研修を実施。ネパールでは現地の大学を訪問し、学生教員との交流を行うとともにJICA(独立行政法人国際協力機構)から派遣され、現地の日本語教育にあたっていた卒業生の活動に協力するなど、ネパールとの強い繋がりがあることから今回の活動に至っている。中川学長は「昨年夏は文房具7300点以上が集まり、現地の子どもたちに直接届けることができた。大地震からの復興には子どもたちの教育に焦点を当てた中長期的な教育支援が最も必要と考えている。永続的な支援を続けていきたい」と話している。

2017年8月16日発行