NEWS

北九州地区中小企業DIは3期ぶり大幅増 日本公庫北九州支店


先行きに慎重姿勢

㈱日本政策金融公庫北九州支店(北九州市小倉北区鍛治町1丁目、福地秀寿支店長)が発表した2017年4月から6月までの北九州地区「中小企業動向調査」結果の業況判断指数(DI)は、前期(2017年1月〜3月)比37・4ポイント増の31・9となり、3期ぶりのプラス改善となった。売上DIも昨年の0指数から33・3ポイント増と大幅増加した。

従業員数が原則20人以上の中小企業調査結果(72社回答)によると、飲食料品や窯業・土石を中心とする製造業の業況判断DIは前年同期比66・3ポイント増の56・3と大きく上昇。サービス業や建設業、卸売業などの非製造業は同27・5ポイント増の24・6とそれぞれ3期ぶりプラスとなった。製造業、非製造業ともに設備投資の実施や人員確保で景況感に回復基調が見られるが、次期(17年7月〜9月)の全産業DIは、先行き不透明感の影響で12・5ポイント減の19・4と予想している。業況判断指数とは、「良い」と回答した企業と「悪い」と回答した企業の割合の差を示している。

2017年8月8日発行