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ITやIoT技術を活用した実証実験プロジェクトを公募 FDCと福岡市
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通信ネットワークの実証環境を提供
福岡地域戦略推進協議会(略称FDC、福岡市中央区天神1丁目、麻生泰会長)と福岡市(高島宗一郎市長)は6月15日から、ITやIoT技術を活用することで防災や減災、健康福祉などの分野をはじめ社会課題の解決につながる実証実験プロジェクトを公募している。
昨年から実証実験を支援する「福岡市実証実験フルサポート事業」を開始しており、その一環。全国の企業や個人から新規事業を募集し、事業拡大に必要な実証実験を全面的に支援する。採択されたプロジェクトには、IoT向け通信ネットワーク(Fukuoka City LoRaWAN)の無償利用、市内の公共施設やFDC会員企業が有する施設などの実証実験フィールドのあっせん、地元調整、モニター募集からPRの場所提供、国家戦略特区を活用した規制緩和の検討、上限20万円までの実証実験にかかる費用をはじめとした資金助成などで支援する。第一期の募集が8月10日までで、第二期が8月11日から11月中旬まで。先進性や事業化の可能性、市場性、社会性、実証の可能性などを基準に、約2か月間の審査で決定する。
LoRaWANとは、LPWA(Low Power Wide Area)と呼ばれる無線通信規格の1つ。省電力で広域をカバーすることができ、IoT用途での利用に適している。
2017年7月25日発行