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門司港駅周辺の公共施設10カ所を集約化 北九州市


複合施設を駅周辺に建設

北九州市は、18年度中に門司区の門司港駅周辺に点在する公共施設を集約し、新たに複合施設の整備に着手する。

公共施設の老朽化が進んでいる状況を踏まえ、施設を集約、複合化・多機能化する「モデルプロジェクト再配置計画」を検討したもの。対象となるのは、北から門司青少年体育館、門司市民会館、国際友好記念図書館、門司図書館、門司生涯学習センター、門司区役所庁舎、同東棟、同別館、港湾空港局庁舎、門司勤労青少年ホームの10カ所。これらの施設を1つに集約し、玄関・トイレなど共有部分の面積縮減、整備・維持管理・運営費用の節減を図る。集約することで、全体面積を約6900㎡縮減できると見込まれている。現在、再配置の場所を検討中で、整備可能な敷地面積を確保できる場所として門司港駅東南側、同西側の2カ所の用地を候補としており、今年度中に集約先を選定する予定。

田村産業経済局門司港レトロ課長は、「機能向上を目指しコンパクトなまちづくりに取り組む一方、レトロな街並みを壊さないよう、慎重に事業を進めていきたい」と話している。

2017年7月25日発行