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積極出店で売上高5000億円台に コスモス薬品


利益は19%増の245・9億円

ドラッグストアチェーンの㈱コスモス薬品(福岡市博多区博多駅東2丁目、宇野正晃社長)の17年5月期連結決算は、売上高が前期比12・4%増の5027億3200万円、経常利益が同18・8%増の245億9100万円で、9期連続の増収増益となった。

九州地区で35店舗、中国・四国・関西地区で57店舗、中部地区で4店舗を出店するなど、新商圏への店舗網拡大が順調に進んだほか、徹底した低価格戦略も奏功し26期連続の増収となった。利益面では自社競合に伴う一時的な収益性低下もあったが、増収基調により営業利益は19・2%増の222億3700万円、純利益は熊本地震の被害に係る保険金を当連結累計期間に受け取ったことや、大株主の異動で留保金課税の対象から外れ法人税率が低下したことなどで、同46・5%増の182億1500万円と、経常利益と合わせともに過去最高を更新した。

今期は中部・関西を中心とした新商圏への出店を強化するなど期中97店舗の出店を計画。通期は売上高が同9・4%増の5500億円、営業利益が同0・3%増の223億円、経常利益が微増の246億円を見込んでいる。

2017年7月25日発行