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県内大学生の起業支援団体設立  F Ventures LLP    20人程度募集


 IT関連企業に投資するF Ventures LLP(福岡市博多区上川端、両角将太社長)は4月5日、県内の大学生を中心としたスタートアップ支援の団体を設立した。
 名称は「スタートアップ投資部」。学生がファイナンスやビジネスモデルに関する知識を深める環境を整えることで、創業時の失敗を防ぐほか、学生起業を加速させる狙い。月1回の定例会で、成長している世界中の新興企業のビジネスモデルや特徴などを学生自身でリサーチし、1人3分程度でプレゼン。年に1回はビジネスアイデアの発表会を検討している。また、起業家、投資家のセミナーや勉強会なども開催予定。
 応募条件は、週1回以上の参加が可能で、起業・投資に興味がある県内の大学生。募集期限は4月23日で、20人程度を募集する。同社では「投資をテーマにした漫画『インベスターZ』とコラボした本企画。活動に理解いただけるスポンサー企業も集め、支援の輪を広げていきたい」と話している。
 同社は投資ファンドの株式会社サムライインキュベート(東京都、榊原健太郎社長)出身の両角社長が昨年2月に設立。県内企業への投資は、事業モデルや製品がある程度確立したシード(投資額数千万~1億円)、アーリー(同1億~5億円)段階への投資が一般的だが、同社では試作品を開発段階のIT企業に対して、1000万円前後の投資を実施する。