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分譲好調で売上高7・3%増の137億円  下関市のエストラスト    売上高、利益とも過去最高


 不動産分譲、管理を手掛ける株式会社エストラスト(山口県下関市、笹原友也社長)の2017年2月期連結決算は、売上高が前年同期比7・3%増の137億6300万円、経常利益が同0・2%増の9億5600万円で増収増益だった。ともに3期連続で過去最高を更新した。
 主力の不動産分譲事業ではマンションが13物件443戸(前期比52戸)、戸建てが49戸(同11戸増)を引き渡し、総数は前期比63戸増の492戸となった。不動産管理事業でも管理物件が増加し、マンション管理戸数は前期比409戸増の3036戸となり増収に寄与した。利益面は、業容拡大に伴う人員体制の強化と新規分譲マンション販売開始による販売費の投入で販管費が増加し、微増にとどまった。営業利益は3・5%減の10億7600万円、当期純利益は2・4%増の6億1400万円。福岡県内では現在、北九州市小倉北区竪町2丁目に14階建ての「オーヴィジョン西小倉」(総戸数78戸、4月末完成予定)、同市小倉南区上葛原1丁目に13階建ての「オーヴィジョン小倉東」(同48戸、来年1月中旬完成予定)を建設している。今期は売上高が前年同期比3・9%増の143億円、営業利益が7・7%増の11億6000万円、経常利益が4・6%増の10億円、純利益が7・3%増の6億6000万円を見込む。
 同社は1999年1月設立。資本金7億3603万円。2005年3月に福岡支店(福岡市博多区博多駅前4丁目)を開設。山口・九州、広島、愛媛の9県で供給実績がある。2012年11月東証マザーズ上場、14年8月東証一部に市場変更。今年2月にはTOB(株式公開買い付け)で西部瓦斯株式会社の連結子会社となった。