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1億円かけ大野城市下大利に本社兼工場 クロワッサン


2階建てビル取得し移転

病院向け給食パンや菓子の製造、卸・小売りの㈱クロワッサン(山﨑貞水社長)は6月1日、総事業費約1億円かけ、大野城市下大利1丁目の2階建てビルを取得し、同町2丁目から本社兼工場を移転した。

生産量増加に伴い手狭になったため、作業効率を高めるために移転したもの。場所はデイリーヤマザキ福岡下大利店西隣。床面積は1階と2階各198㎡の計396㎡で、以前の3倍の広さとなった。1階に販売店舗と工場、2階に事務所と工場を配置している。スタッフは35人体制。山﨑社長は「生産性向上はもちろん、今後は新しい分野のOEMに積極的に対応していきたい」と話している。

同社は1980年創業。87年7月設立。資本金1000万円。従業員40人。県内を中心に約80カ所の病院に給食パンを納品している。今年3月、主力商品の「無塩・低塩パン」における新技術の開発・実用化および新製品の開発が認められ、(一財)食品産業センター、(公財)食品流通構造改善促進機構が主催する第38回食品産業優良企業表彰で、「食品産業部門 経営革新タイプ③」において、「農林水産省食料産業局長賞」を受賞している。

山﨑社長は1981年8月4日生まれの35歳。筑紫野市出身。筑紫台高校卒。趣味は音楽活動。

2017年7月11日発行