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17年6月期予想を下方修正 トラストホールディングス


売上高は175億円に

トラストホールディングス㈱(福岡市博多区博多駅南5丁目、喜久田匡宏社長)は、2017年6月期業績予想で売上高を前回予想の200億円から175億円(前回比12・5%減)、経常利益を8億5000万円から3億6000万円(同57・6%減)にそれぞれ下方修正した。

売上面は、ウォーター事業における水素水販売で、マーケットの停滞などにより業績が低迷。戦略見直しによる広告宣伝費の大幅な圧縮に伴い、新規顧客獲得数が当初計画より15億円減少すると予想。また、新規事業のRV事業において、販売体制構築の遅れが発生し約3億5000万円の減少、温浴施設の運営を中心とするアミューズメント事業で来場者数の回復遅れなどの影響で約2億円の減少を見込んでいる。不動産事業のマンション販売部門では、新築マンション132戸の引き渡しを計画していたが、今年5月引渡開始物件の「トラストネクサス新椋野Ⅱ」の引渡戸数が計画より減少、約2億6000万円減少する見込み。損益面では、売上高の計画未達の影響でウォーター事業が約2億5000万円、RV事業で約1億2000万円、アミューズメント事業で約1億円、不動産事業のマンション部門で約5000万円、それぞれ減益となる見込み。営業利益は11億6000万円から6億3000万円(前回比45・7%減)、当期純利益は4億2000万円から1億円(同76・2%減)になる見通し。

同社は2013年7月設立。資本金4億2299万円。従業員688人(16年12月、連結)。傘下に駐車場事業のトラストパーク㈱、㈱グランシップのほか不動産事業のトラスト不動産開発㈱、警備事業のトラストパトロール㈱、広告事業のトラストビジョン㈱などがある。

2017年7月11日発行