NEWS

九州の新事業育成資金融資は総額82億円 日本政策金融公庫福岡支店


福岡は40社20億円

株式会社日本政策金融公庫福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、勝又政司支店長:以下、日本公庫)は6月19日、2016年度「新事業育成資金」融資実績を発表し、同年度の九州地区における融資先件数は前年同期比36件増の145件、総額は約2・5倍増の82億1900万円となった。

同資金は高い成長が見込まれる新たな事業を行う中小企業を対象に支援する制度。同実績によると、中小企業による研究開発とその成果の事業化を一貫支援する制度「中小企業技術革新制度(SBIR)」やものづくり補助金などを活用し、新事業展開を図る企業が増加したことや、同事業に必要な設備を取得する際の融資額が増加したことが要因としている。設備資金に関する融資額は前年度比31億6000万円増の43億円となっている。

また、福岡地区における融資実績は、融資件数が前年同期比4件増の40件、融資額は同24%増の20億600万円となっている。

同支店中小企業事業では「今後も新事業育成資金を活用し、高い成長性が見込まれる新事業に取り組む中小・ベンチャー企業を積極的に支援していく」と話している。

2017年7月4日発行