博多区中央街に博多事務所を拡張移転　久松

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旧事務所の3倍に

おせち弁当製造、販売の有限会社久松（糟屋郡粕屋町仲原、松田久美子社長）は6月3日、博多事務所を福岡市博多区博多駅前2丁目から同区中央街に移転した。

場所は福さ屋本社ビル7階。コールセンター業務の人員を現在の10台程度から、2年以内に30~40台規模に増員する目的で、旧事務所の3倍となる419平方mに拡張した。今後はTVや紙媒体など通販分野でのマーケティングを実施しながら、最適な広告戦略を選び、集中的に展開していくことで、2年後には1月あたり約8000本の電話を取る体制を目指す。コールセンターのスタッフは、パート人員が最短1時間程度から働くことができる仕組みを検討しており、博多駅前の立地を生かして積極的に登録人数を増やしていく。松田健吾常務は「当社の成長戦略でもあったインターネットを通じた販売は転換期を迎えている。2年ほど前から注力している通販部門の売り上げを引き上げるためにも、新事務所での組織づくりにまい進したい」と話している。

同社は1986年8月設立。資本金300万円。年商16億円。従業員23人。2004年から通販サイト「楽天市場」で「博多久松」ブランドのおせちセットの販売を開始している。

2017年6月27日発行