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今後10年間でWF地区を一体的整備へ 福岡市


マリンメッセ前に第2期展示場を新設

福岡市は5月31日、福岡国際会議場で「ウォーターフロントネクストシンポジウム2017」を開き、今後10年間で取り組む一体的整備のスケジュールなどを発表した。

シンポジウムで高島宗一郎市長は「クルーズの寄港、MICEの拠点としてより機能を充実させていく。いかに民間活力を駆使し取り組んでいくかがカギになる」と語り、マリンメッセ福岡南側に建設予定の第2期展示場を含むMICE施設の整備や港エリアの賑わい創出に意気込みを語った。第2期展示場は福岡国際会議場横に建設予定の立体駐車場と合わせて事業化し、投資額は約90億6700万円。民間企業に事業公募するPFI事業を採用している。展示場の建設予定地は約1万4290平方mで、21年4月から稼働予定。立体駐車場は同年8月から供用開始を予定している。同年開催予定の世界水泳大会に向けて、整備を本格化する。

シンポジウムでは、来賓の七尾英弘国土交通省大臣官房審議官が「東アジアのインバウンド拠点として、博多港の取り組みは大きく期待されている」とあいさつ。アジアクルーズのハブ港として機能する香港のカイタッククルーズターミナルを運営するジェフ・ベント・ワールドワイドクルーズターミナル社長が登壇、基調講演し、その後5人のパネリストらによるディスカッションが行われた。

2017年6月20日発行