NEWS

売上高は10・8%増の472億7900万円 高田工業所


化学プラント完工高が50%増

プラント建設の株式会社高田工業所(北九州市八幡西区築地町、高田寿一郎社長)の3月期連結決算は、売上高が前期比10・8%増の472億7900万円、経常利益は同37・4%増の17億3100万円だった。

売上面では、電力設備、エレクトロニクス関連設備、社会インフラ設備等の建設工事が減少したものの、化学プラント分野が大幅に増加して増収となった。損益面は、増収とコストダウンで営業利益は30・4%増の17億3500万円、経常利益も大きく伸びたが、過年度決算訂正関連費用として特別損失が生じたことなどで当期純利益は17・3%減の6億9800円となった。

工事種別の完工高は、化学プラントが50・0%増の197億5400万円と全体をけん引した。そのほかは製鉄プラントが4・5%減の95億3100万円、電力設備が20・0%減の34億7000万円、エレクトロニクス関連設備が25・7%減の23億7100万円、石油・天然ガスプラントが13・2%減の22億2100万円、社会インフラ設備が35・1%減の8億7300万円、その他が18・7%減の16億8400万円と前年を下回っている。

今期は、前期の受注高が前々期を5・4%下回っていることなどから、連結売上高は0・6%減の470億円、営業利益は3・1%増の17億9000万円、経常利益は4・7%減の16億5000万円、当期純利益46・0%増の10億2000万円を見込んでいる。

2017年6月20日発行