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日本酒の新シリーズを販売 山の壽酒造


女性や若年層向けの商品展開強化

山の壽酒造株式会社(久留米市北野町、片山郁代社長)は6月2日、日本酒の新シリーズの販売を開始した。

4月に7代目・山口伊平から娘の片山郁代へ当主交代し、体制の若返りを図るとともに、ターゲット層拡大に向けた商品展開を進めている。今回の新シリーズ「JAPANESE SAKE YAMANOKOTOBUKI 山の壽 特別純米酒雄町ver.」のラベルは福岡出身のデザイナーが手掛けており、ロゴを従来の日本語表記からローマ字表記に変えるなどラベル全体を一新したことで、ターゲットである若者や女性を意識したデザインにした。原材料は岡山県雄町の米と米こうじを使用しており、価格は720mlが1430円、1800mlが2860円(ともに税抜)。福岡と関東エリアの酒屋や百貨店などで取り扱っている。年内に同シリーズのラインナップを2商品増やす予定。

同社では「ファッションやカルチャー分野で人気を集めているデザイナーに依頼したことで、女性や若い方の目に止まるようなラベルに仕上げた。今回の新シリーズを皮切りに約200年という長い歴史の中で培われてきた技術と、30代を中心とする若い社員の新しいアイデアを融合した商品開発を進めていきたい」と話している。

2017年6月20日発行