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堺市のグループ会社に事業所内保育所 第一交通産業グループ


女性乗務員確保図る

 第一交通産業グループ(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)の大阪第一交通株式会社(堺市堺区神南辺町)は6月1日、事業所内保育所を開設した。

タクシー乗務員の高齢化などで慢性的な労働力不足が進むなか、同グループでは安全運転と親切な接客への期待が高い女性乗務員の確保を数年前から本格的に始めているが、事業所内保育所の設置で子育て中の女性層や若年層の人材確保を図る。グループでは北九州市、那覇市に続き3カ所目。また、今回の開設には「企業主導型保育事業助成金」を活用しており、同制度を活用した開園は大阪府内のタクシー会社では初の取り組みという。

保育所は同社内2階に設置し、名称は「だいいちキッズルーム神南辺園」。定員は従業員枠6人、地域枠6人の計12人で、生後50日から未奨学児まで保育。施設としては乳児室(約18平方m)、幼児室(約27平方m)、調理室、沐浴漕、シャワーパン、汚物入れを備えている。運営は外部委託し、365日開園。保育料は午前7時~午後7時までの通常保育で、社員が1人月1万5000円(2人目から1人1万円)、社員外が1人3万円(2人目から2万円)など。午後8時までの延長保育にも対応する。なお、7月には子会社の南大阪第一交通株式会社(大阪市西成区南津守3丁目)にも事業所内保育所を開設する計画。

2017年6月13日発行