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ロングタイプのスマホ対応多機能手袋を発売 東和コーポレーション


農業従事者向け

産業用ゴム手袋開発製造の株式会社東和コーポレーション(久留米市津福町、渡辺聡社長)は6月1日、農業用手袋の新商品を開発、発売した。

スマホ対応手機能手袋「農業女子Gloves(グローブス)」は、腕カバーが一体となったロングタイプの手袋で、隙間をなくして土や泥の侵入を防ぎ、日焼けや汚れを防止するほか、吸湿性と放湿性に優れた繊維を採用して、作業中の蒸れやにおいを抑えた。また、指先に導電性繊維を使用していることから、スマホ操作にも対応している。

同商品は、同社が参画している農林水産省主催の「農業女子PJ(プロジェクト)」企画の一環で発売したもので、「ゴム手袋のにおいが気になる」、「野菜の収穫中、電話に出ることができず、注文を受けられない」などミーティングで集まった現場の意見をもとに、1枚でさまざまな用途に対応できるよう開発を進めてきた。色はブルーで、サイズは左右兼用フリー。材質はナイロン、ポリエステルで中国の自社工場で生産する。希望小売価格は800円(税抜)。ホームセンターなどで販売する。同社では「プロジェクトを通して、社会全体での女性農業者の存在感を高め、職業として農業を選択する若手女性の増加に少しでもつながるよう、画期的な手袋の開発を進めていきたい」と話している。

2017年6月6日発行