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旅客輸送人員は3年ぶりに110万人超  九州運輸局    15年度の日韓旅客定期航路


 九州運輸局(竹田浩三局長)は6月30日、2015(平成27)年度の日韓旅客定期航路の輸送実績を発表、博多、対馬、下関と韓国・釜山を結ぶ定期航路の輸送人員数は前年比14・5%増の110万3000人と3年ぶりに110万人超となった。
 日本人利用者が日韓関係回復の遅れや円安による旅行控え、昨年5月に発生したMERS(中東呼吸器症候群)の影響で前年比19万人減の13万人と落ち込む一方、韓国人利用者は円安ウォン高、対馬人気などを背景に同21・6%増の95万6000人と好調に推移、日本人利用者の落ち込みを韓国人利用者の増加がカバーしたことで、前年を上回る実績となった。
 航路別では対馬-釜山航路が前年比19・5%増の46万人で過去最高を記録、下関-釜山航路は同39・9%増の18万5000人と大幅増、博多-釜山航路も同2・7%増の45万8000人と前年を上回った。